コメ価格の高止まりが続くなか、コメ農家の倒産と休廃業が去年1年間で89件に上り、調査開始以来最も多かったことが分かりました。
東京商工リサーチによりますと、コメ農家の倒産・休廃業はコロナ禍では小康状態でしたが、2023年に83件に急増し、2024年は89件に達しました。
調査を始めた2013年以降で最も多い件数です。
燃料費など生産コストの上昇に加え、後継者不足が深刻化していることが背景にあります。
またコメの価格が農家に十分に転嫁されていない現状もあるとしています。
今のところ改善策は見当たらず、今年はコメ農家の倒産・休廃業がさらに増える可能性があるということです。