ロシアの首都モスクワで、ナチス・ドイツに第2次世界大戦で勝利した戦勝記念日の軍事パレードが行われました。市内は厳戒態勢です。
ロシアのプーチン大統領はパレード開始前に演説し、戦勝記念日はロシアにとって重要な祝日だと強調しました。
ウクライナへの侵攻については「ロシア全土が特別軍事作戦を支持している」と触れただけでした。
パレードには中国の習近平国家主席やセルビアのブチッチ大統領、スロバキアのフィツォ首相ら20カ国以上の首脳も参加しました。
ウクライナは各国にパレードに参加しないように求めていました。
ドローン攻撃などに備え、街中に警察官が配備され、ロシア全土でパレード開始の1時間半前からスマートフォンのインターネットが完全に使用不能になりました。
厳しい交通規制に加えて飲食店の営業も制限され、人通りも途絶えています。
SNS上では「コロナ禍のシャットダウンのようだ」と指摘する声も出ています。