藤井聡太七冠(22)の2連勝で迎えた永瀬拓矢九段(32)との「名人戦」第三局。

 関西国際空港開港30周年を記念して、空港に直結するホテルで行われました。

 藤井七冠が取った戦法は「矢倉」。金や銀などで囲いを作って守りを固める陣形で、伝統的な手法ですが、藤井七冠が繰り出すのは久しぶりです。

 序盤は双方が「矢倉」を組む「相矢倉」となりましたが、丁寧な差し回しで藤井七冠が主導権を握ることに成功すると、終盤は藤井七冠の独壇場に。

 藤井七冠が3連勝を飾り、名人戦3連覇に王手をかけました。

藤井七冠 「非常に素晴らしい対局室を用意していただいて、外の景色も眺めながら集中して指すことができたかなというふうに感じています」

 藤井七冠が3連覇まであと1勝とする一方、永瀬九段は崖っぷちに立たされています。

 目が離せない第4局は17日から2日間、大分県宇佐市の宇佐神宮で行われる予定です。

(「グッド!モーニング」2025年5月11日放送分より)