栃木県の県立大田原高校で、全生徒が徹夜で歩き続ける伝統行事「85キロ強歩」。
「質素堅実」の校訓にふさわしい精神や体力を養おうと1986年に始まり、毎年5月に行われてきました。
これまでは、午前に高校を出発し、途中で休憩や食事を取りながら、大田原市、矢板市、那須塩原市を巡って夜通し歩き、翌日の正午ごろに高校に戻る85キロのコース。
しかし、今年は、那須塩原市の「道の駅」までの35キロに短縮されます。
短縮の理由は、生徒数の減少に伴い、交通量の多い場所で誘導を行う保護者や教職員の数も減り、安全確保のための負担が重くなっていることだといいます。
大田原高校の卒業生 「短縮は残念だが、安全管理上の問題であれば仕方がない」
来年度以降については未定だということです。
(「グッド!モーニング」2025年5月11日放送分より)