イギリスのスターマー首相の私邸など3件の放火事件に関与したとして、ウクライナ国籍の男が起訴されました。

 ロンドンに住むウクライナ国籍の21歳の男は12日、ロンドン北部にあるスターマー氏の私邸に火を放った罪に問われています。

 火は20分程度で消し止められ、けが人はいませんでしたが、住宅の入り口付近が燃えました。

 スターマー氏と家族は首相公邸で生活していますが以前はこの家に住んでいて、現在は賃貸に出していました。

 ロンドン警視庁によりますと、男はほかにも今月、同じ通りであった車両火災やスターマー氏が関係する別の物件の不審火についても放火の罪で起訴されたということです。

 一連の火災を巡っては警察のテロ対策部門が主導して捜査を進めていました。

 動機は明らかにされていません。