高校生の求人倍率が過去最高を記録する中、高校生の就職を支援するイベントが仙台市青葉区で開催されました。

 高校生の就職を支援する大阪府の企業、ジンジブが全国で開催しているイベントで、宮城県約30の企業や団体が出展しました。

 参加した高校生は、担当者の説明に対し興味津々な様子で質問をしたり、自衛隊から美容師まで様々な職業の体験を楽しんでいました。

 高校生「動画とかで見るよりも自分でやると難しくて、美容師さんはすごいと思いました」「今まで自分が見た事が無い企業や、知らない世界とかを知るいい機会になった」「建設って結構つらいイメージがあったんですけど、やってみて思ってたのと違うなということが分かりました」

 2025年問題など人手不足が深刻になる中、2024年度の宮城県の高校生の求人倍率は国が統計を取り始めてから過去最高の3.86倍に達しました。

 その一方で、就職活動での併願禁止や短いスケジュールによるミスマッチや早期離職が課題となっています。

 ジンジブHRコンサルティング事業部吉田健人次長「色々な(企業)研究をしたうえの就職活動で入ってくれる方が、ミスマッチも無くなってくるかなと思いますので、企業にとっての未来、高校生にとっての未来両方つくっていければなと」

 宮城県の高校生の就職活動は、7月1日に解禁されます。