茨城県警察学校で、災害や事故などで多数の死者が出た場合を想定して、検視技術の向上を目的とした訓練が初めて公開されました。
茨城県警察学校で16日に開かれた訓練には警察のほかに海上保安官や医師、歯科医師を加えた100人以上が参加し、人形を使った検視や遺族への対応の流れなどを確認しました。
茨城県によると、東日本大震災の時には、県内で65人が亡くなっていて、身元不明の遺体の身元を特定することに時間がかかったことなどから、訓練が実施されたということです。
茨城県警捜査1課 検視官 佐川善良室長 「訓練を通して一刻も早くご遺体をご遺族に返せる、そういった流れを作っていきたい」
検視に関する技術の公開は、今回が初めてです。