19日の日経平均株価は、大手格付け会社「ムーディーズ」がアメリカの信用格付けを引き下げたことへの警戒感から、終値は先週末より255円安い3万7498円でした。

マネックス証券 広木隆氏 「(アメリカを)最上位に格付けしていたのはムーディーズだけ。他の格付け大手2社は既に引き下げ済みだった。その悪材料が与えるマーケットへの影響は限定的。決算発表も一巡した。材料不足の中で相場のセンチメント(市場心理)が冷えた」

 今週はアメリカの関税交渉が山場を迎えます。

広木氏 「20日から開催される先進7カ国の財務相・中央銀行総裁会議がある。そのタイミングで日米の財務相会談がセッティングされようとしている。それに加えて週後半では、赤沢大臣が3回目の日米通商交渉に臨む予定。マーケットの関心は通商交渉の行方に向かっているので、通商交渉がはっきりするまで、現状水準3万7000円台を中心とした一進一退の展開がしばらく続きそうです」

(「グッド!モーニング」2025年5月20日放送分より)