カンボジア北西部で特殊詐欺の拠点とみられる場所が摘発された事件で、拘束された日本人は全部で29人だったことが分かりました。

 カンボジア当局は5月27日、北西部ポイペトで特殊詐欺の拠点とみられる場所を摘発し、およそ30人を拘束しました。

 拘束された人らはその後、首都プノンペンの施設へ移送しました。

 現地の日本大使館によりますと、拘束された人らについてパスポートなどで確認した結果、日本人は全部で29人だったということです。

 カンボジア当局は、日本人の中に女性も1人含まれているとしています。

 29人は警察官を装い嘘の電話をかける「かけ子」をしていたとみられていて、日本の警察が実態の解明を進める方針です。