宮城県大郷町のスポーツパーク構想をめぐり、議会の調査特別委員会は「事業費が当初の3.3倍で慎重に審議すべき」とする中間報告を行いました。これを受けて、町は今議会への関連予算案の提出を見送りました。

 大郷町のスマートスポーツパーク構想は、2019年の台風19号で被災した粕川地区に、サッカー場12面と宿泊施設を整備します。

 3日の町議会6月定例会では、議会の調査特別委員会が「予算も流動的で継続して審議すべき」とする中間報告を行いました。

 中間報告では、事業費が当初の2億7000万円から3.3倍の8億8000万円ほどにまで増える見込みで、今後も増える可能性があるとしています。

 田中学大郷町長「どんな事があってもこの事業をやって次の世代に憂いの無い、やって良かったと必ずそうなるはずであります」

 報告を受け、田中町長は今議会への関連予算案の提出は見送ることを決めましたが、引き続き構想の実現に向けて理解を得ていく方針です。