内閣不信任案が出た場合、石破総理大臣が衆議院を解散するという見方が自民党内で出ていることについて、立憲民主党の野田代表は「政治空白を作っていいと考えているのか」と牽制（けんせい）しました。

立憲民主党　野田代表 「もしも、そんなことを考えているとするならば『政治空白を作ってもいい』ということを政府・与党が考えているんだなと思いましたので、『適時適切に判断をする』と言い続けてきておりますけれども、もしそれが本当ならば（不信任案提出の）ひとつの判断材料にはなるかなと」

　一方で、小沢一郎衆議院議員は「内閣不信任案はぜひ出すべきだ。解散総選挙は望むところだ」と強気の姿勢を示しました。

立憲民主党　小沢一郎衆院議員 「野党というのは解散総選挙っていうのは喜ばなきゃならない。政権を取るチャンスだから。脅されて、震えているような話ではもう、野党第1党の資格はない。ぜひ出すべきだし、出してけじめをつけると」

　党内からは「政権を信任できない姿勢を示すべきだ」「選挙になっても勝てるかは不透明だ」など内閣不信任案の提出には賛否両論が上がっていて、今後、野田代表の判断が焦点となります。