3日に行われた韓国大統領選挙で、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)氏が当選を確実にしました。
当選確実を受け4日未明に支持者の前に姿を現した李氏は、分断が深まった国内状況を念頭に「国民を統合するという大統領の責任を決して忘れない」と述べました。
また北朝鮮については、「対話を通じ共存共栄の道を探していく」と、前政権下で高まった緊張の緩和を訴えました。
開票はすべて終了し、李氏の得票率は49.42%で与党「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)候補を8.27ポイント上回っています。
投票率は暫定値で79.4%で、前回大統領選を上回り28年ぶりの高さとなりました。
李氏の大統領任期は当選の確定をもってスタートし、4日に行われる就任式に臨む見通しです。
3年ぶりの革新系政権誕生、また対日強硬派として知られる李氏の就任で前政権下で良好化した日韓関係の行方も注目されています。