台湾の頼清徳総統は、民主化を求める学生たちを中国政府が弾圧した天安門事件から36年となる4日、「台湾は世界の民主主義の最前線に立ち、理念の近い国々と肩を並べて民主主義と自由を守る」と自身のSNSに投稿しました。

 台湾の頼清徳総統は天安門事件を振り返り、「学生たちの勇気と責任感は、人類が理想を追求し行動してきたことの証明だ」と書きました。

 一方で、軍事的威嚇やグレーゾーンへの侵入などの例を挙げ、「越境して人権を侵害することは、私たちの生活を危険にさらしている」と書き、統一への圧力を強める中国を牽制(けんせい)しました。

 台湾では4日夜、追悼集会が行われる予定です。