イスラエル軍は5日、イスラム組織「ハマス」によって捕らわれていた2人の人質の遺体を収容したと発表しました。

 イスラエル軍によりますと、遺体で収容された2人はパレスチナ自治区ガザとの境界に近いイスラエル側の農場で暮らしていた70代の夫婦で、2023年10月のハマスによる奇襲で殺害され、遺体がガザに運び去られていました。

 イスラエル軍はガザ南部のハンユニスで救出作戦を展開し、2人の遺体を収容したとしています。

 ネタニヤフ首相は声明で「人質全員が帰還するまで、我々は休むことも沈黙することもない」と述べました。

 イスラエル・メディアは、いまもハマスの人質となっている56人のうち、生存者は半数以下とみられると伝えています。

 一方、ガザ保健当局によりますと、4日から5日にかけてイスラエル軍の攻撃によりガザ全域で少なくとも70人が死亡したということです。