仙台市の旅行業者が企画したイベントで返金トラブルが起きている問題について、村井宮城県知事はイベントなどに県が後援する在り方を見直していく考えを示しました。
仙台市青葉区の旅行業者ハローワールドが企画した、小学生が留学生と交流するイングリッシュキャンプをめぐっては、中止になっても参加費などが返金されていないケースが200件以上確認されています。
県は複数の法令違反があるとして、旅行業者としての登録を取り消す方針です。
イベントは2024年秋まで県の教育委員会の後援を受けて各学校でちらしを配布していましたが、村井知事は4日の会見で、再発防止へ向け後援の在り方を見直していくと説明しました。
村井知事「宮城県や宮城県教育委員会が後援していることが、悪用されないようにしていくことが重要だろうなと思っている。(公益性との)バランスを良く考えたい。どういう団体かを事前にある程度調べておくことは重要だと思う」
県によりますと、ハローワールドとは5月27日以降連絡が取れていませんが、5日に反論や意見を聞く聴聞をする予定です。