エスカレートする犯行と“自転車の男”が防犯カメラに…。神社から盗まれたのは…。

■“自転車の男”盗んだ物は?

 神社にやってきた1人の男。深夜2時の境内で手袋をはめ、辺りをうかがいます。そして、数秒後。明かりが消え、画面に再び現れた男は、箱を開けると何かを取り出しました。

 続けて隣の箱に移動。また箱の中身を取り出すと、自転車で去っていきました。

 男が盗んだのはさい銭です。

榊森白山社 副総代 前田龍生さん 「やられたときは悔しい思いがあった。結構前からやられていて」

 被害は2月ごろからこれまで5回。手口は回を追うごとにエスカレートしたといいます。

「ペンチか何かで曲げて壊すような感じで。被害に遭ってからは大きい鍵を付けていた」

 さい銭箱の鍵を頑丈なものに取り換えましたが、壊されてしまいました。さらに防犯カメラを5台も設置。

 しかし、さい銭箱が映らないようカメラの向きが変えられる瞬間も。

 先週、事態が動きました。

 ひしゃくでカメラの向きを変え、さい銭箱へ。近くに待機していた関係者が犯行を確認し、警察に通報。逮捕されたのは40代の男でした。

「ほっとしたというか、安堵(あんど)感はある。犯行したものを、きっちり警察に捕まえてもらい、反省してもらうのが一番」

 警察が男の余罪などを調べています。