中国によるレアアースの輸出規制の影響で、スズキが小型車の生産を一時停止していることが分かりました。

 スズキは部品の供給不足を理由に、先月26日から小型車「スイフト(一部モデルを除く)」の生産を停止しています。

 関係者によりますと、中国のレアアースの輸出規制の影響で部品の調達が滞っていたためだということです。

 こうしたなか、スズキは今月5日、部品供給のめどが立ったとして13日から生産を一部再開し、16日以降は通常の稼働に戻ると発表しました。

 レアアースは自動車のモーターの素材などに使われています。

 日本の自動車メーカーでレアアースの輸出規制による生産停止が明らかになったのは今回が初めてです。