この週末、備蓄米が全国各地の店頭に並んだ。こうしたなか、銘柄米60キロあたりの取引価格がわずか一日で4000円下がった。
■銘柄米“取引価格”が急落
スーパーの前にできた大行列。なかには、座り込んで寝ている人もいる。
8日、広島県内で初めて随意契約の備蓄米の店頭販売が行われた。
備蓄米を購入した客 「半額の値段なのでお得な気持ちになっています」
備蓄米を購入した客 「本当にうれしいです。貧乏していますから」
備蓄米の販売が全国各地に広がるなか、“銘柄米”の価格に変化の兆しがある。
「内田米店」 内田幸男社長 「茨城コシヒカリの2等米が(60キロ)3万5000円。1日で4000円も下がっちゃうの?っていうのは、正直、こんな経験はあまりなかったです」
こちらのコメ販売店が購入しているのは、JAを通さずに卸売り業者同士が直接取引する“スポット取引”。その価格が急落しているという。
内田社長 「3250円くらいで5キロ売れますね」
一方、小泉進次郎農林水産大臣が外国産米の輸入拡大に言及するなか、自民党の農水族重鎮・森山裕幹事長はこう述べている。
「主食であるコメを外国に頼ってはいけないと思います。なんとしても国産で、国民の皆さんに安心していただける農業政策を打ち立てていくということが本当に大事なことだと思っております」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年6月9日放送分より)