宮城県気仙沼市の震災遺構・伝承館で、2025年度に採用された教職員が学校防災の研修に参加し、子どもの命を守る思いを新たにしました。

 研修は、教職員に子どもの命を守る意識を高めてもらおうと宮城県教育委員会が2021年から行っていて、宮城県4カ所で行われました。

 このうち気仙沼市の震災遺構・伝承館で行われた研修には、教職員81人が参加しました。教職員たちは旧気仙沼向洋高校の震災の爪痕を見学し、語り部の説明を聞き入っていました。

 語り部「ここの場合、津波が来たから逃げろといったら間に合わないんです。生徒達全員無事だったのは、訓練の賜物だと思います」

 登米市立東郷小学校菅原音々教諭「子どもたちが自分の命を自分で守れるように行動できるよう、私が指導していけたら良いなと思っています」

 気仙沼高校阿部北斗教諭「自分の教科だけではなくて、防災教育という面で自分にできることをとにかく生徒に伝えていきたいと思います」