200円ほど値を上げて始まった、10日の日経平均株価。一時3万8500円目前にまで迫りましたが、その後は値を下げ、前の日より122円高い3万8211円で取引を終えました。

ニッセイ基礎研究所 井出真吾氏 「(前日)アメリカ市場で半導体株が買われたのをきっかけに、東京市場でも午前中は半導体株を中心に値上がりした。それから為替市場でドル高円安に動いたことで、輸出関連株も買われて値上がりしたが、3万8000円台半ばまで上昇してきて、利益確定売りに押された面もあったと思う」

 専門家が注目しているのが、アメリカと中国の貿易協議の行方です。

「米中の協議が進展をしそうだと、関税に関して何らかの緩和措置が見られるのではという期待感が先行して買われている面があるので。結果次第では再び3万8000円割れとか、場合によっては3万7000円ぐらいまで下落する展開の可能性も残っている」

(「グッド!モーニング」2025年6月11日放送分より)