国内最大の発電事業者「JERA」はアメリカからLNG(液化天然ガス)を新たに年間最大550万トン調達すると発表しました。

 JERAは年間3500万トンのLNGを世界で取り扱っています。

 今回、アメリカから新たに年間で最大550万トン、約4000億円のLNGを調達すると発表しました。

 これまでアメリカからの輸入が占める割合は約1割でしたが、新規の調達により、約3割に拡大する見通しです。

 アメリカ産のLNGは日米関税交渉における日本側のカードとしても注目されています。

 JERAは今回の調達について、電力需要に柔軟に対応できる調達先として去年の春から話を進めてきたものであり、「日本政府の要請を受けたものではない」と説明しています。

 そのうえで「結果的に関税交渉に良い影響を与えるのなら大変うれしい」と話しました。