企業・団体献金の在り方を巡る法案について、与野党は今の国会での採決を見送ることを確認しました。自民党派閥の政治資金問題を受けた政治改革の議論は再び結論を持ち越すことになります。

 企業・団体献金を巡っては、自民党が献金の透明性を高める法案を、立憲や維新などの野党が献金を禁止する法案をそれぞれ提出しています。

 衆議院の特別委員会は18日の理事懇談会で、2法案について今の国会での採決を見送る方針を確認しました。

 19日、各党で改めて継続審議とすることを申し合わせたい考えです。

 与野党は当初、目指していた3月末に合意を得られず、議論を続けていましたが、企業団体献金の禁止を求める野党と存続を前提として規制強化を主張する自民党との間で、溝は埋まりませんでした。