宮城県一の大麦の産地石巻市で、品質検査が行われました。出来はおおむね良好だということです。

 18日朝、JAいしのまきの倉庫に運び込まれたのは稲井地区で収穫したホワイトファイバーという品種の大麦、約80トンです。

 JAの検査員が、目視や専用の機械を使って形や大きさなどを確認しました。

 今シーズンは穂が出る4月以降の気温の高低差が大きく生育の遅れが心配されましたが、その後、順調に成長し出来はおおむね良好だということです。

 大麦は麦茶の原料の他、米と一緒に炊く麦飯にも使われるため、米価格の高騰が続く中、需要が増加しています。

 しかしJAいしのまきによると、作付面積は計画的に決めているため急な増産はできず、収量は2250トンと例年並みになる見込みです。

 生産者「例年通りの質で取れて良かったと思います。物価も上がってきていますし、収量を多くしてより良いものをいくらかでも安く皆さんにお渡しできたらと思っています」】