仙台市の旅行業者で返金トラブルが相次いでいる問題で、宮城県警は、関連会社が補助金を不正受給した疑いで、18日、家宅捜索しました。

 詐欺の疑いで家宅捜索が行われたのは、子ども向けのイベントや旅行などの企画会社「こども応援団」です。

 捜査関係者によりますと、この会社は、2020年から2年間、実態のない従業員の休業を申請したほか、架空の雇用申請をして、雇用調整助成金など計2億1600万円余りをだまし取った疑いが持たれています。

 「こども応援団」は、返金トラブルが相次いでいる国際交流イベントを企画した「ハローワールド」の関連会社です。

 県警は、だまし取った金が会社の運転資金に充てられていた可能性もあるとみて、金の流れを調べています。