国会の会期末が迫り、野党が石破内閣への不信任決議案を提出するかが焦点となるなか、立憲民主党の野田代表は日米関税交渉の内容を「反芻(はんすう)して決める」と話し、明言を避けました。

立憲民主党 野田代表 「(Q.内閣不信任決議案の提出については?)もう1回メモを反芻しながらチェックしたいと思います」 「(Q.いつ決断する?)反芻してから決めます」 「(Q.あす?)反芻してから決めます」

 19日の党首会談で石破総理大臣からトランプ大統領との関税協議について説明を受けた野田代表は「責任を持って対応しようとする姿勢は分かったが、完全な情報共有に至らなかった」と述べました。

 野田代表は会談の結果を踏まえ、不信任案を提出するか20日までに最終判断する考えです。

 一方で、不信任案の可決には他の野党の協力が必要となるなかで、日本維新の会の前原共同代表は「石破内閣としての全般を総括して慎重に見極めたい」と述べたほか、国民民主党の玉木代表は「石破内閣に厳しく臨んでいかざるを得ない」との考えを示しています。