はちみつを狙う巨大なクマの姿に恐怖したといいます。この時期、人里にクマが多く出没する危険な訳は。

■“6月危ない”巨大クマ現る

 建物のデッキに向かう巨大なクマ。はちみつ箱をあさり、頭を突っ込みます。さらに半日後、先ほどより一回り大きい巨大なクマが。大量のハチが周りにいても動じません。

 クマが現れたのは岐阜県中津川市にある建物。周りの電気柵はなぎ倒され、はちみつを作るための巣箱を破壊されてしまいました。

建物の所有者 三尾和廣さん 「テーブルはヒノキの大木で60キロ。それひっくり返してこんなことになっている。すごい力あるなと」

 その後もクマは現れ続け、わなが設置されましたが…。

建物の所有者 三尾和廣さん 「中に入らず(餌(えさ)を)引っ張り出して食べている。ここに来たクマはものすごく利口だと思う」

 この時期、人の生活圏に出没が増えるクマ。なぜなのか。専門家は…。

岐阜大学 浅野玄准教授 「目撃情報として6月から8月は一年の中で一番多い。冬眠明けで夏に入るこの時期は餌を求めて行動範囲が広がる時期」

 秋田県男鹿市では墓石の前にクマ…。寺に現れ、鐘をつるす建物の屋根にも上りました。

周辺住民 「怖いですね。すごい大きいクマだといっていましたけど…」

 その後、周辺でクマを捕獲。住民を驚かせたのがクマの大きさです。体長160センチ、体重123キロだったといいます。

周辺住民 「(この地域は)いないといわれていたので、びっくり」