コメ価格の高止まりが続くなか、コシヒカリの名産地・新潟県では田んぼから“重要な物”が盗まれました。

被害に遭った農家 上島俊明さん 「どうしてこんなことをするんだろう。お金がかかることですし、個人に対して負担が大きい」

 コメ農家が困っています。

諏訪地区南新保 草間隆一郎町内会長 「ここの整備をしてから20年経つが、(盗まれたのは)初めて」

 上越市で17日までに合わせて43枚も盗まれたという“あるもの”。それは“給水栓のふた”です。

諏訪地区南新保 草間隆一郎町内会長 「これが最初になくなった、被害を受けた給水栓。『ふたがなくなっている』という連絡を受けて」

 給水栓のふた。実はコメ栽培の生命線“給水”を行うために重要な役割を果たしています。

被害に遭った農家 上島俊明さん 「日光に当たるとホースが劣化してしまう。(ふたが)それを防御する」

 それがなぜ狙われるのでしょうか。

諏訪地区南新保 草間隆一郎町内会長 「鉄(が高値なこと)が盗難の原因じゃないか」

 鉄スクラップは5年ほど前から1トン平均約5万円と高値になっているといいます。

諏訪地区南新保 草間隆一郎町内会長 「すごい憤りを感じる」