地震で倒壊する恐れがある建物に人が閉じ込められたことを想定した救助訓練が、気仙沼市で行われました。

 訓練は、気仙沼警察署の若手署員と東北管区警察局の機動隊員計120人が参加し、老朽化により取り壊し予定の警察署員の寮で行われました。

 地震で倒壊する恐れがある建物の中に人が閉じ込められたことを想定しての訓練で、チェーンソーやバールでの障害物撤去や、救助者を搬送する流れなどを確認しました。

 気仙沼警察署では、実際の建物で訓練することで、実践に近い救助技術を向上させるほか、関係機関との連携強化に努めていきたいとしています。

 気仙沼警察署竹田雄一警備課長「訓練をする際に実際の建物を使うということが貴重な機会でありますので、実際の建物を使っていろんな想定をすることで災害の対処能力の向上が期待できるかと思います」