イスラム組織「ハマス」との戦闘を続けるイスラエル軍はパレスチナ・ガザ地区への攻撃を強化するとし、北部の住民に退避を呼び掛けました。

 イスラエル軍の報道官は29日、テロ組織を無力化するため「軍事作戦を強化・拡大する」と発表しました。

 ガザ北部が対象で、住民に対して直ちに南部に避難するよう警告しています。

 ただ、イスラエル軍は南部にも攻撃を続けていて、29日にはハンユニスで少なくとも5人が死亡しています。

 ガザ保健当局によりますと、過去24時間にガザ全域で88人が死亡し、365人がけがをしたということです。

 こうしたなか、アメリカのトランプ大統領は29日、自身のSNSに「ガザでの停戦合意を成立させろ。人質を返せ!」と投稿し、改めて停戦を訴えました。