宮城県涌谷町の天平ろまん館で、開館30周年を記念して建立する黄金大仏の「のみ入れ式」が行われました。
「のみ入れ式」は、新たに建立する仏像の作業の安全を祈願する伝統的な儀式で、支援者らおよそ30人が、実際に使用される木材に丁寧にのみを入れ、削った木片はお守りとして授与されました。
参加者は「(のみ入れは)初めてだったので、すごい良い体験になりました」】と話しました。
彫刻家の石橋康宏さんは「奈良の大仏ができた時の思いと一緒で、早く平和な世の中が来るようにという思いで、心を込めて作りたいと思います」と話しました。
黄金大仏は、高さおよそ60センチで、これから1年かけて彫り上げられる予定です。