8日午前、宮城県栗原市若柳の住宅兼事務所でクマ1頭が目撃され、ガラス戸が壊される被害がありました。隣の家でもサンルームのガラスが割られる被害がありました。住民にけがはありませんでしたが、警察は周囲の警戒を続けています。
警察によりますと8日午前10時40分ごろ、栗原市若柳川北原畑の住宅兼事務所で「自宅内にクマがいる。今は立ち去った」と住人から警察に通報がありました。
1階の事務所で仕事をしていた別の男性が、体長約1メートルのクマ1頭がいることに気付き驚いて声を出したところ、クマは入口のガラス戸を突き破り西の方向へと逃げて行ったということです。男性にけがはありませんでした。
目撃者「クマが手をついた感じ。声出した時にひるんだ感じで逃げて帰ったんだ」
更に、隣接する住宅でもサンルームのガラスが割れているのが見つかっています。
警察と栗原市が連携し、防災無線やセキュリティメールなどで注意を呼び掛けるほか、近くに病院などもあることからパトロールを強化しています。