観光庁が発表した2025年の宿泊旅行統計では、全国30都府県で2024年より宿泊者数が減少しました。ところが宮城県は前年より2.2%も増加しています。

 2025年に宮城県を訪れた宿泊客は約1049万人と、2024年よりも23万人2.2%増加となりました。

 七十七銀行リサーチ&コンサルティング田口庸友首席エコノミスト「宿泊者数の傾向は、二極化と言えると思います」

 宮城県への日本人の宿泊客は949万人で、物価高による旅行控えなどが影響し2024年と同じ水準にとどまりました。

 宿泊者数を押し上げたのは、外国人観光客です。外国人宿泊者数は100万人と2024年を3割近く上回り、全国で11番目の伸び率となりました。

 七十七銀行リサーチ&コンサルティング田口庸友首席エコノミスト「宮城県の場合は、元々インバウンドのボリュームがそれほど大きくなかったので、伸び代があったということもあって大きく伸びた」

 仙台と香港を結ぶ航空便が2025年に相次いで就航し、7月には台湾のLCCタイガーエアが仙台と台湾南部の高雄を結ぶ定期便の運航を始めました。

 海外との直行便の拡大が、外国人観光客の増加につながったとみられます。

 一方で、台湾有事に関する高市総理の発言を受け、日中関係の悪化が懸念され、全国的に中国人宿泊客の予約キャンセルが報じられましたが。

 七十七銀行リサーチ&コンサルティング田口庸友首席エコノミスト「インバウンドの大半は宮城県の場合、台湾が占めているということがあって中国や香港はウェートがそれほど高くないということがあって、全体としては与える影響は軽微ではないか」