宮城農業高校の生徒らが、猛暑の影響で弱っている仙台市沿岸の海岸林を再生させる取り組みを始めました。
宮城農業では、震災の津波被災地でサクラを育てて賑わいを取り戻そうと、東京大学の教授から技術指導を受けるなどして、塩害や高温などへの耐性を高める「活力剤」を開発しました。
13日は仙台市若林区の海岸林で、NPO団体のメンバーらとともにコナラなど6本の広葉樹に活力剤を散布しました。
宮城農業3年山本柚花さん「被災地の方々に元気を与えられる活動ができるというのは本当に自分たちにとってうれしいことでもあるし、これからも続けていきたい活動だと思います」
活力剤を実際の樹木に散布するのは今回が初めてで、宮城農業では今後経過を観察して効果を検証することにしています。