西日本を中心に大雨となるなか、高知県越知町では大量の土砂が道路をふさぎ、14世帯約30人ほどが孤立状態となっています。
■台風5号接近の関東で大雨
日中、台風5号が最接近した関東。大荒れの千葉県の木更津駅前。木更津市は今年一番の雨となりました。
関東に接近した台風5号は沿岸を進み、15日には北海道に接近。上陸する恐れがあります。東日本や北日本は暴風や高波に警戒が必要です。
もう一つ警戒が必要なのが、西日本から接近する低気圧です。
気象庁は14日夜から15日昼前にかけて三重県、岐阜県、愛知県、静岡県の東海4県で線状降水帯が発生する恐れがあると発表しました。
名古屋地方気象台 「明るい時間での避難、早めの避難行動に備え、あらかじめ準備願います」
■土砂崩れで住民孤立 高知
すでに四国では大雨となっています。
高知県内を流れる土居川。上空からも、その川底が透けて見えるほどの清流をのぞみます。
普段はキャンプやカヌーを楽しめる場所も水かさが増え、清流から濁流に表情を一変させています。
動画を撮影した人 「バケツの底をひっくり返したような降り方」
高知県では土砂崩れも起き、14世帯が孤立しているということです。
雨は九州でも…。
熊本市内では、倒れた木が車を直撃しました。乗っていた女性にけがはありませんでしたが、周辺では一時、停電も起きました。
当時、熊本市内では1時間に20ミリを超える強い雨が降っていました。
大分県別府市を映したカメラ。徐々に街を黒い雲が覆いはじめ、雨と雷鳴も。その空の下の別府市内の道路は冠水。落雷のためか、停電もあったそうです。
中国地方の島根県では、西部で7月の観測史上1番の雨が降りました。
雨は近畿地方でも…。
5月に本州で一番早く海開きした白浜海水浴場。今月14日午後になり、雨が激しくなってきました。
15日にかけて四国や東海を中心に激しい雨が続く恐れがあり、厳重な警戒が必要です。