宮城県議会議員が旧統一教会の関連行事に政務活動費を支出したのは違法だとして、市民団体が返還させるよう求めた裁判で、宮城県は、一部の違法性を認めた仙台地裁の判決を不服として、控訴しました。
この裁判は仙台市民オンブズマンが、宮城県議会の自民党会派の県議5人が、旧統一教会の関連イベントの参加費などに政務活動費を充てたことは違法だとして、返還させるよう宮城県に求めていたものです。
仙台地裁は6月30日の判決で、訴えがあった36件中4件について「意見交換を伴っていない違法な支出だった」と認定し、合わせて3万5000円を返還させるよう県に命じていました。
宮城県は14日、この判決を不服として、仙台高等裁判所に控訴しました。