東北南部が18日に梅雨明けしました。宮城県石巻市の海水浴場が海開きし、安全祈願祭が行われました。

 石巻市の北上白浜海水浴場では、関係者およそ20人が出席してシーズンの安全を祈願しました。

 北上白浜海水浴場は北上川の河口に位置し、遠浅で波の穏やかな海水浴場です。震災で大きな被害を受けましたが、2018年に再開しました。

 隣接するビーチパークでは、キャンプやバーベキューが楽しめ、週末には地引網体験なども行われます。

 白浜ビーチパーク運営組合佐藤富士夫組合長「やっぱりバーベキューをしながらですね。ここは子ども向けなんですよね。お子様連れ、家族同伴の方が適してるのかなと」

 開設期間は8月24日までで、今シーズンは3000人の海水浴客を見込んでいます。

 こちらも夏の始まりと同時にスタートです。仙台三越では18日から店舗前の道路で打ち水を実施します。

 気化熱によって周囲の温度を下げる打ち水は、お客さんに少しでも涼しさを感じてもらおうというエコでクールな取り組みです。

 仙台三越小宮仁奈子社長「毎日暑い日が続きますけれども、涼をお届けするとともに少しでも元気にこの夏を乗り越えていただけたらなと思っております」

 市民「昔はね、ずっともうお家の周りとかも全部水まきしてましたからね。昔の自然のやり方もかえって風情があっていいんじゃないかなと」

 そして夏本番に向けて心配なニュースです。大崎市の鳴子ダムは水位が低下し、岩肌や土が露出しています。梅雨の間の降水量が極端に少なく、貯水率は40.2%と例年の半分以下です。

 18日、ダムの水を利用している関係者が協議して放水量を絞ることを決めました。
 今のところ取水制限の必要はありませんが、下流で稲作を行っている農家は既に自主的に節水を行っているということです。