参議院選挙は20日投開票です。宮城県で働きながら3人の子どもを育てる女性の声を聞きました。

 塩釜市で暮らす佐藤智佳さん(33)は、理髪店や飲食店で働きながら9歳、6歳、1歳の3人の子どもを育てています。

 佐藤智佳さん「毎日がバタバタで1日が終わるのが早い」

 長女の果凛さんが生まれてから、これまでより政治に注目するようになりました。

 佐藤智佳さん「今の政治を採点するなら60点くらい。私たちの声がちゃんと届いているのか不透明なので60点です。自分たちに還元されないと、自分たちの声が届いているか実感しづらい」

 児童手当や医療費、保育料の補助など経済的な支援は評価する一方で、母親ならではの不安もあります。

 佐藤智佳さん「室内で遊べる場所や公園が少ない。塩釜市は空き家も多いので、そういう所を生かしてほしい」

 物価高の影響でミルク代やおむつ代などの支出が負担になっているとして、より安心して子育てできる環境を整えてほしいと話します。佐藤さんが政治に求めることは。

 佐藤智佳さん「未来あるこどもたちへの投資」

 「自分たちの幸せより、未来あるこの子たちが幸せになってくれることを願った」

 佐藤さんが特に気になることが、税金の生かし方。子どもたちが成長した時に、きちんと還元される社会であることを願っています。

 佐藤智佳さん「働いた分しっかりとお金が自分たちの手元に残って、心も豊かな生活ができるようになっているといいと思う」