おもちゃとしてクレーンゲームの景品となっていた商品が拳銃と同等の殺傷能力を持っていることが分かりました。

 警察庁によりますと、新たに確認されたのは「リアルギミックミニリボルバー」という商品で、中国で製造されて輸入されていました。

 本体と弾はプラスチック製ですが、実弾が発射できる構造で、銃刀法で所持が規制されている拳銃と同等の殺傷能力が確認されたということです。

 輸入元の会社から約1万5800丁が31道府県の78企業に卸されていて、主にゲームセンターのクレーンゲームの景品になっていたということです。このような商品を所持したり販売したりすることは、銃刀法で禁じられています。

 所持している場合は速やかに最寄りの警察署まで届けるように警察庁が呼び掛けていて、これまでに全国で約450丁が回収されたということです。

 おもちゃを称した違法な商品は他にも少なくとも16種類が確認されていて、警察庁が購入しないように求めています。