宮城県気仙沼市が発注した設計業務をめぐる官製談合事件で、最低制限価格と落札額との差がわずか8000円だったことが分かりました。

 菅原茂気仙沼市長「市民の皆様方、そして関係者の皆様方に心からおわびを申し上げたいと思います。大変申し訳ありませんでした」

 逮捕された気仙沼市土木課の道路整備係長、後藤文治容疑者(47)は2023年7月、市が発注した市道の設計業務をめぐる入札で設計価格を建設コンサルタント会社の清水康弘容疑者(51)に漏らした疑いが持たれています。

 市によりますと入札では最低制限価格740万2000円に対し、清水容疑者の会社が8000円上回る741万円で落札したということです。

 警察は漏えいした設計価格を元に最低制限価格が算出されたとみて、詳しい経緯を調べています。