フジテレビの親会社「フジ・メディア・ホールディングス」の大株主がフジ側に対して「不動産事業を切り離すこと」などを求める書簡を送ったことが分かりました。

 フジ・メディア・ホールディングスの大株主である投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」は、23日付けでフジ側に書簡を送りました。

 書簡では、フジ側がこれまでに発表している数千億円の投資や企業の利益率を高めるといった改革プランの確実な実行に注目しているが、具体性に欠けると指摘しました。

 そのうえで、プランの実行計画について9月末までに公表することを求めています。

 また、旧村上ファンドが同様に不動産事業の切り離しを要求しているとされていることについては「これは私たちが2024年から再三要求していること」として、「株主共同の利益のためには不動産事業は今スピンオフすべき」と、会社側に改革を急ぐように要求しました。

 一方で、「改革アクションプラン全般を達成するためにFMHを支援することに引き続き注力する」とも述べています。