石破総理大臣は麻生最高顧問、菅副総裁、岸田前総理大臣の総理経験者3人と会談し、「強い危機感を共有した」と述べました。「進退の話については一切、出ていない」としています。

石破総理大臣 「強い危機感を皆で共有したということ、党の分裂ということは決してあってはならないということ等々、色んなお話がございました。私の出処進退につきましては一切、話は出ておりません」

 23日の会談は石破総理側から呼び掛けたもので、自民党本部で約1時間半近く行われました。

 会談では参院選の敗因や今後の政権運営などについて話し合ったものとみられます。

 石破総理は、辞任報道については「事実ではない」としたうえで、「国民生活がきちんと守られるということ、これに向けて全力を尽くしていく」と強調しました。

 石破総理は参院選の総括をまとめる来月までに進退を判断する方針です。

 ただ、自民党内からはアメリカとの関税協議がまとまったことから「続投の理由はなくなった」などと即時退陣を求める声も出ています。