気象庁は7月の日本の平均気温が過去最高を記録したと発表しました。最高記録の更新は3年連続です。
気象庁は7月の日本の平均気温が平年より2.89℃高く、統計を開始した1898年以降で最も高かった2024年の2.16℃を上回り、最も高い記録を3年続けて更新したと発表しました。
主な要因として日本付近への太平洋高気圧の張り出しが強まったため、晴れて高温になった日が多かったことなどを挙げています。
また、7月の降水量は梅雨明けが早かったことなどから北日本から西日本の広い範囲で少なくなりました。
東北地方の日本海側では月の降水量が平年の13%、北陸地方では平年の8%で、1946年以降の7月として最も少なかったということです。
気象庁は向こう1カ月も北日本から西日本にかけて厳しい暑さになる見込みだとして、こまめな水分補給など熱中症を予防する行動を取るように呼び掛けています。
また、降水量が少なくなっている地域では水の管理に注意を呼び掛けています。