中国・蘇州市の地下鉄の駅構内で日本人の母子が襲われた事件で容疑者の男が1日午後、確保されました。

 日中関係筋によりますと、先月31日夕方、蘇州市内の地下鉄の駅構内で日本人の母親と子どもが背後から何者かに突然、襲われました。

 母親は石のようなもので殴られ、けがをしたということです。

 命に別状はありません。

 犯人は現場から逃走していましたが、地元当局は容疑者として中国人とみられる男の身柄を確保しました。

 今後、事件の詳細や動機などについて捜査が進められるとみられます。

 中国外務省の報道官はANNの取材に対して容疑者を拘束したことを明かしたうえで、「法律に則って処理する。中国は引き続き、在中外国人の安全を守っていく」としています。

 蘇州市では去年6月にも日本人の親子が刃物で切り付けられる事件が起きています。