FRB(連邦準備制度理事会)のアドリアナ・クグラー理事が辞任すると発表しました。トランプ大統領が利下げの圧力を強めるなかで重要な空席が生じたことになります。
クグラー理事は1日、トランプ大統領宛ての書簡で「FRBの理事を務められたことは一生の誇りです」と述べ、8月8日付で辞任すると発表しました。
辞任の理由については明らかにしていません。
クグラー理事はバイデン前大統領に指名を受け、来年1月に任期を迎える予定でした。
アメリカメディアは、クグラー氏の辞任で利下げを求めるトランプ大統領が新たな理事を指名できるため、トランプ氏に有利に働くとしています。
アメリカの利下げが早まるとの見方から外国為替市場の円相場はさらに円高が加速し一時、1ドル=147円台前半をつけ、3円以上の急激な円高となっています。