中東のイエメン沖でエチオピアの移民らを乗せた船が転覆し、68人が死亡しました。行方不明者も出ています。
AP通信はIOM(国連移住機関)の話として、3日未明にイエメン沖のアデン湾で船が転覆したと伝えました。
船にはエチオピアの移民ら154人が乗っていて、このうち68人が死亡し、74人の行方が分かっていないということです。
残りの12人は救助されて無事でした。
仕事を求めて経済的に豊かなサウジアラビアなどの湾岸諸国を目指す移民にとってイエメンは主要なルートになっていて、2024年には6万人以上がイエメンに到着したということです。
しかし、過密状態の船で運ばれることも多く、事故も絶えません。
ここ数カ月だけでも船の転覆によって死者や行方不明者が数百人出ていると報告されています。