東京・伊豆大島で交際相手の女性の遺体を損壊・遺棄した罪に問われている男が被告人質問で、犯行について「彼女の望みを叶えたいと思った」と主張しました。
柳瀬宗達被告(46)は、去年9月9日から10月23日ごろまでの間に大島町で、交際していた高瀬静香さん(当時37)の遺体を損壊し、遺棄した罪に問われています。
6月に東京地裁で開かれた初公判で柳瀬被告は起訴内容を認め、弁護側は高瀬さんは柳瀬被告の自宅で自殺したと述べて「書き置きにより、火葬し、海に散骨するよう指示があった」と主張しました。
4日の裁判では被告人質問が行われました。
弁護側から事件について振り返ってどう思うか問われると、柳瀬被告は「遺体を燃やしながら、自分はしてはいけないことをしたと思った。ただ、彼女の望みを叶えてあげたいという思いだった。今は反省している」と話しました。
一方、検察側から燃やしている途中で見つかったら殺人も疑われるのではと指摘されると「そこまでは考えていなかった」と述べました。