メキシコ中部の住宅街の敷地の中から32人の遺体が発見されました。犯罪組織の「秘密墓地」とみられています。
メキシコ中部・グアナファト州の検察局は4日、イラプアト市北部のラ・カレラの住宅街の敷地から32人の遺体を発見したと発表しました。
検察局は30日から捜査を始めていて、これまでに15人の身元は判明しましたが、残る遺体の身元はまだ分かっていません。
検察局は今回、発見した遺体がなぜ住宅街の敷地に遺棄されていたのか調べを進めています。
イラプアト市では犯罪組織が麻薬取引などの支配権を巡り争いを続けていて、暴力的な事件が多く起きています。
アメリカのABCニュースによりますと、現地の犯罪組織は多くの場合、殺害した相手を隠すため「秘密墓地」と呼ばれる場所に遺体を放置するということです。