日航ジャンボ機墜落事故から12日で40年となるのを前に、事故で亡くなった歌手・坂本九さんの妻で俳優の柏木由紀子さんが「寂しさは変わらない」と語りました。

「暑い夏が来ると、やっぱり『ああ、また来たな』という感じですね」

 40年前の8月12日、日本航空のジャンボ機は群馬県の御巣鷹の尾根に墜落し、乗客乗員520人が死亡しました。

 犠牲となった坂本九さんの妻・柏木さんは、この40年を振り返りました。

「『夫婦そろって旅行したのよ』という話を聞くと、やっぱりうらやましいし、寂しいなって思うし、それは変わらないですよね、ずっと。(事故から)40年ですから、20代30代の方は知らない方も多くて伝えていかなきゃと思っています」

 遺族らは夕方に墜落現場近くを流れる川で灯篭(とうろう)を流し、犠牲者へ祈りを捧げます。