宮城県川崎町のみちのく杜の湖畔公園では愛らしい、もふもふとしたコキアが見頃を迎えています。

 公園の南地区にあるだんだん畑には約7000株のコキアが植えられています。

 コキアは、日本では1000年以上前から栽培されていて、茎を乾燥させ「ほうき」として使用するなど古くから親しまれてきました。

 コキアはもふもふとしたフォルムが特徴的ですが、近くで見てみると大きさや形などそれぞれに個性があり、見る場所によって違った表情を楽しめます。

 みちのく公園管理センター植物管理担当臼井ひとみ主任「これよりももう少しボリュームが出て、丸っこくふわっとしたイメージにこれからも成長していくので、フォルムが変わっていく姿も可愛らしくご覧いただけるかなと思います。天気が良い日は後ろに蔵王連峰が背景として見えるので、そちらの景色も楽しんでいただければと思います」

 乾燥を好むコキアは、梅雨時期の雨量が少なく高温が続いたこともあり、順調に成長しているということです。

 9月ごろから少しずつ紅葉が進み、10月中旬ごろには一面がきれいに赤く染まるなど、これから秋にかけても目が離せません。