12日のニューヨーク株式市場はアメリカの7月の消費者物価指数がほぼ予想通りだったことを受けて、9月利下げへの期待感から急反発しました。

 アメリカ労働省が12日に発表した7月の消費者物価指数は前の年の同じ月に比べて2.7%上昇し、市場予想の2.8%を下回りました。

 一方、物価の変動が大きい食品とエネルギーを除いた指数は3.1%の上昇と、市場予想の3.0%を上回りました。

 消費者物価指数がおおむね予想通りの結果となったことで、マーケットでは懸念されていたほどインフレは加速していないと安心感が広がり、9月の利下げに対する期待感からニューヨーク株式市場のダウ平均株価は一時、500ドル以上値上がりしました。

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